英語の絵本たち

英語の絵本も面白い。Caldecott賞、Notable Children bookを中心に選んでいます。興味があったら購入できるようにと各本にアマゾンと紀伊国屋書店のリンクを貼っていますがアフィリエイトはしていません。アメリカ在住。

Roecoe Rules #1 Never Glue Your Friends to Chairs by Katherine Applegate

 

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☆受賞歴☆

特になし

 

☆ストーリー☆

レスコーくんは、小学1年生。今は、午後から行われるクラス発表会の練習中。レスコーくんたちは、蜂の格好をして蜂の歌を歌います。じっとしない子どもたちに苦労する担任の先生を助けようと、レスコー君は、ちょうど家からもってきた超強力瞬間接着剤を頭に乗せる触角のヘアーバンドとみんなが座る椅子に付けることにした。触角もぐらぐらしないし、みんな上手に椅子に座っているので、演奏はとっても上手にできて、先生は一安心。両親は大満足。しかし、その後、触角を頭から取ろうとして、椅子から立とうして、クラスが大混乱!みんなレスコーくんが何をしたか気が付き始めたのです。

 

☆感想☆

私の大好きな主人公です。レスコー君は、特別いたずらっ子ではありません。やんちゃだけど、悪知恵が働いているわけでもない。むしろ単純で、一生懸命、先生や両親に言われたルールを守ろうと毎日頑張っている子(It's not like I try to find ways to get in trouble. It's just that troubles has a way of finding me)。もちろん、彼なりに、だけど。太鼓をたたく棒を牙にしたのは、先生は、刀にして遊んじゃダメだって言ったけれど、牙にしちゃだめだとは言わなかったから等々、大人は「わかるでしょ?」と言いたくなってしまうことを、常に見つけて最初にやってしまう子ではあります。今回、椅子に強力接着剤を塗ってしまったのは、新任の担任の先生が、落ち着きのない子供たちへの対応に困っているのを知って、先生を手伝いたかったという気持ちから。子どもと付き合っていると、こういう経験はあります。困っている人を助けようとするけど、その助け方が尋常じゃない。やったことは悪いことなのだけど、人等を助けようとする気持ちは、悪くない。だから、担任の先生も、レスコーくんをしっかりしかるけれど、今度先生を手伝うときは、事前に相談するようにと約束させました。こういう対応の仕方は見習いたい。ぜひ、レスコーくんの性格や発想を楽しんでほしい。作者の英語表現もとても面白いです。息子と一緒に爆笑しながら読んでいました。

 

読み聞かせるなら:1年生から

1人読むなら:2年生後半から(章立ての本で、絵はありません)

 

* 1st grade suggested reading