The Wall Growing Up Behind the Iron Curtain by Peter Sis
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-02-97803743470←ここで買えます@紀伊国屋書店
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784776404347←日本語翻訳版@紀伊国屋書店
☆受賞歴☆
☆ストーリー☆
幼少期から青年期まで、冷戦時代のチェコスロバキア(1993年チェコとスロバキアに分離)の首都プラハで育った作者の自伝的絵本。共産主義のシンボルがいたるところに掲げられ、赤い旗(共産主義のシンボル)を家に掲げるのは義務だった。学校では共産主義一色で、他の意見は許されなかった。西側のすべてが禁止され、やりたいことは地下でやっていた。あるとき、プラハに春(1968年プラハの春)が来たけれど、それは春ではなかった。
☆感想☆
学校で、先生たちが子供たちから家族が何を話していたか聞く、という話があるんですが、それは、反政府思想をもっている人をあぶりだすためです。その話を詳しく話してあげましたが、息子はまさかそんな世界があるとは考えられないようで、「ママは嘘ついてる!」と言われました。自分の考えていること、やりたいことを自由に表現できる時代に感謝です。
読み聞かせるなら:8歳以上で十分です。自伝だけに、共産主義社会の様子が細かく描かれているので、中学生でもいいくらいです。息子は小学校2年生の時に読み聞かせましたが、早すぎました。冷戦時代に興味があるなら、大人は面白いです。