英語の絵本たち

英語の絵本も面白い。Caldecott賞、Notable Children bookを中心に選んでいます。興味があったら購入できるようにと各本にアマゾンと紀伊国屋書店のリンクを貼っていますがアフィリエイトはしていません。アメリカ在住。

【一時帰国のため日本語の本】しっぱいにかんぱい 宮川ひろ作 小泉るみ子絵

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アマゾン@ https://www.amazon.co.jp/しっぱいに-かんぱい-シリーズ-宮川-ひろ/dp/4494019402/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1530574620&sr=1-1&keywords=しっぱいにかんぱい

紀伊國屋書店@ https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784494019403

 

☆ストーリー☆

1年生からずっとリレーの選手に選ばれていた加奈は、6年生の時にアンカーに選ばれますが、運動会当日、彼女の失敗のため失格になってしまいました。それを知った家族が、彼女を励ますために、自分たちの失敗の話を始めます。加奈のいとこやおばさんたちの話す失敗は、個人完結的なもの、または迷惑を掛けるのは家族のみで、加奈のように他人にも影響を与えてしまうものではないのですが、人は失敗しながら大きくなっていくんだという、加奈のおじいちゃんたちが伝えたいメッセージはしっかりと加奈にも伝わっていったようです。最後に、おじさんが失敗談をして、それは戦後7~8年後という時代の話ですが、子どもの驚くべき思いやりだけでなく、自分の失敗に対する葛藤があり、でもやはり素直に謝るという態度にも、心を打たれるものがありました。

 

☆読み聞かせるなら☆

日本語がダメな息子に読み聞かせていますが、小学校中学年向けの本です。日本語の中学年向けの作品も面白いので、息子に読み聞かせつつ、ハマりそうな私がいます。