英語の絵本たち

英語の絵本も面白い。Caldecott賞、Notable Children bookを中心に選んでいます。興味があったら購入できるようにと各本にアマゾンと紀伊国屋書店のリンクを貼っていますがアフィリエイトはしていません。アメリカ在住。

The Wall Growing Up Behind the Iron Curtain by Peter Sis

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https://www.amazon.com/Wall-Growing-Behind-Curtain-Caldecott/dp/0374347018/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1504382404&sr=1-1&keywords=the+wall+growing+up+behind+the+iron+curtain←ここで買えます@米国Amazon

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☆受賞歴☆

 

☆ストーリー☆

幼少期から青年期まで、冷戦時代のチェコスロバキア(1993年チェコとスロバキアに分離)の首都プラハで育った作者の自伝的絵本。共産主義のシンボルがいたるところに掲げられ、赤い旗(共産主義のシンボル)を家に掲げるのは義務だった。学校では共産主義一色で、他の意見は許されなかった。西側のすべてが禁止され、やりたいことは地下でやっていた。あるとき、プラハに春(1968年プラハの春)が来たけれど、それは春ではなかった。

 

☆感想☆

学校で、先生たちが子供たちから家族が何を話していたか聞く、という話があるんですが、それは、反政府思想をもっている人をあぶりだすためです。その話を詳しく話してあげましたが、息子はまさかそんな世界があるとは考えられないようで、「ママは嘘ついてる!」と言われました。自分の考えていること、やりたいことを自由に表現できる時代に感謝です。

 

読み聞かせるなら:8歳以上で十分です。自伝だけに、共産主義社会の様子が細かく描かれているので、中学生でもいいくらいです。息子は小学校2年生の時に読み聞かせましたが、早すぎました。冷戦時代に興味があるなら、大人は面白いです。