The Right Word Roget and His Thesaurus by Jen Bryant
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☆受賞歴☆
2015年Coldecott Honor Book
2015年The Robert F. Sibert Medal Winner
2015-16年Gerogia Children's Picture Book Award Nominee
☆ストーリー☆
類語辞典シソーラスの生みの親の一人であるPeter Mark Rogetのお話。彼は、幼い子頃に父を亡くし、引越の多い幼少期を送ったので、本を沢山読む子だったそう。そして、家庭教師から習ったギリシア語や植物分類学を確立したのリンネから影響をうけて、単語を別の言葉で表すことに興味を持ち、自分のノートに書き始めたことが、類義語辞典を出版するきっかけとなったそうです。彼自身は、19歳で医者の資格を取ってしまうほど賢い人でした。
☆感想☆
自分が幼少期から好きでやってきたこと=言葉集め、と職業=医者が違うことも、私は面白いと思いました。これは、彼が優秀である証拠なんですが。。そして、19歳で医師免許を取得しますが、おじが「19歳で医者はまだ早い」と言ってしばらく待つことを勧めています。おじさまも素晴らしい見分の持ち主だったのだというのが良く分かります。実際に25歳頃に医師として働きはじめます。その間、家庭教師をしつつ、生徒たちを連れて各国を巡ります。シソーラス分野は、彼が生きている間に出版物が出るようですが(19世紀前半~半ば)、彼の息子たちが父親のまとめたシソーラスの方がずっといいということで、彼の晩年に出版するのでした。そして、かれRogetの類似語辞典は、私たちが文章を書くときに、未だに傍らで手伝い続けています。
読み聞かせるのも1人で読むのも:小学2年生以上で十分です。